風ちゃんとそのきょうだい。

春の日差しを感じられるようになってきたのに、昨日はまた冬のようなお天気。4月に入っても霙とは珍しいですね。

先日お友達家族が来てくれて、その子どもたちと、田んぼの土手でつくし採り。食べたことがないっていうから「じゃあ、春を食べてみよう！」ということで、卵とじと素揚げを作りました。素揚げは食べやすいので子どもにも人気だし、卵とじは苦みもあって、子供向けではないけど、自分で採った効果抜群で、みんな良く食べてました。

春探しをしたり、BBQをしたり、楽しい週末を過ごしたたけちゃんがママに話してくれたこんなこと。

私は一瞬怖くなったけど、でもその後は鳥肌が立つほどうれしくて嬉しくて、忘れたくないからここに書くことにしました。

我が家には、空からいつも私たちと一緒に居てくれるもう一人の家族がいます。耕のもう一人の妹、そして凪のお姉ちゃん。

風ちゃんです。

風ちゃんは私のお腹の中で5か月の時に成長が止まってしまって、その時にはこんなに切ないことがあるの？って思う位涙ばかりでて、のんきに「赤ちゃんが動いたかも！」なんてワクワクした自分を責めたり…。でもどうしてもお空へ旅立ってしまうことが悲しくて、忘れたくなくて、いつもそばにいてほしいから我が家に風ちゃんがいることを日常にしようって、心にしまうことなく家族の一人として感じられるようにって思ってきました。おかげで家族の中では風ちゃんが登場しない日はないくらい、毎日風ちゃんがいます。きょうだいの中で一番優しい存在として！

そんな我が家に遊びに来てくれた、たけちゃん。たけちゃんに会うのは7年ぶり？位だけど、赤ちゃんのころのかわいらしい面影が残る少年になってました。そのたけちゃんが、我が家にきたときから、「もうひとりだれかがいる気がする」ってママに話してて、夜だったし、私もみんなと「たけちゃん、ほんと～？こわいねぇ。」なんて本気にしないで流していたんだけど、翌朝ママが私に話してくれました。

「今朝もね、「ママ、僕変なことを言うねって思うかもしれないけどこのうちにはもう一人だれかいるんだよ。」ってたけがいうの。（風ちゃんの写真のお家のこともこれ何？って気づいてくれたから伝えてあったので、）このうちにもう一人誰かがいるって言うたけの感覚はほんとかも知れないね～～」って。

私もおもわずたけちゃんに

「たけちゃん、今もこのうちに誰かいてくれてる？」

「いや～、ぼくの気のせいだと思いますよ。」

「たけちゃん、その子女の人？男の人？」

「それはわからないけど、赤ちゃんなのは確かです。」

ありがとう。たけちゃん。私には本当に嬉しいできごとでした。

そして、ありがとう、風ちゃん。これからもずっと一緒にいようね。

そう、本当は私３児の母なんです。