アンブロシアベンチ BN-2501
白馬村のカシノナガキクイムシによるナラ枯れ対策として、ナラ枯れ材を活用したベンチを制作させていただきました。
虫穴が一つあるだけでも避けたり、はじいてきたこれまでの制作でしたが、今回この材を使うことによって、素材に対する考えがまた変化した気がします。
白馬村の庁舎内での使用で、多くの村民の方やインバウンドの方が訪れるので耐久性のあるベンチということで、厚みのある木で制作をしました。虫穴は多くありますが、強度的に問題になるのは、虫穴というよりは腐れなどの影響が大きいです。
アンブロシアベンチと今回命名しましたが、カシノナガキクイムシの別名でもあります。単なる虫食い材と思うと、ギョッとされる方もいらっしゃると思います。でも見方を変えるとそこには壮大な生命の営みがあります。視点を変えれば素材への見方も少し変化が生まれるかもしれません。私自身がそうでした。
このサイトの文章を読んでもらうことで、変化のきっかけになれば。
https://www.ffpri.affrc.go.jp/snap/2015/7-kashinaga.html
一般には流通していない材ですが、今後はこういった素材を使っていくというのも一つの選択肢として出てくるのだと思います。ご興味ある方がいればぜひ一緒に考えましょう♪
size | w1600×d400×h400 |
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wood | 白馬産ナラ材 |
finish | 植物性オイル仕上げ |